復星基金会が上海の300以上のコミュニティに新型コロナウイルス感染症対策物資を提供し、「ラスト1マイル」の架け橋を支援
(2022年4月19日)3月に中国上海は新型コロナウイルス感染症予防の重要な局面を迎えた。今回の上海のコロナ蔓延で、復星基金会は大学、地域コミュニティ、病院などのニーズに迅速に対応し、4月1日には上海市民政局の指導のもと、「地域コロナ対策支援キット」により「ラスト1マイル」の橋渡しを行う「地域支援」活動を速やかにスタートした。
4月18日現在、復星基金会は普陀区、長寧区、閔行区、宝山区など14地区の315のコミュニティに67万個以上の防疫・生活資材を寄贈した。
「私たちは皆、地域コミュニティに住み、何が一番必要なのかを知っている。でも、防護服が足りない、ゴーグルが足りない、靴カバーが足りないなど、コミュニティごとに緊急時のニーズは異なる。そのため、できるだけ的確なマッチングと迅速な配送、そして最も緊急性の高い物資を最も必要としている場所に届けるために最善を尽くす」と復星国際の業務執行総裁・復星基金会理事長の李海峰氏は述べた。
4月16日、復星基金会から「地域コロナ対策支援キット」を受け取るボランティアたち
4月15日、上海市北部の郊外にある宝山区の復星緊急物資配送センターは、この35日間、忙しさが続いていた。ここから51,000個以上の新型コロナウィルス対策物資が送られ、大部分は地域コミュニティーや大学に届けられた。
同じ日の午後2時半頃、長寧区虹橋地区に防護服100着、ブーツカバー100足、フェイスシールド100枚、医療用ゴム手袋1000組、医療用防護マスク100枚、抗原簡易検査キット300人分が届けられた。これらは、復星基金会が提供した「コミュニティ防疫キット」の第2陣で、地域ボランティア20人の1週間分の防護ニーズを満たす。
「この 『標準』キットがあれば、地域の緊急ニーズに対応しやすくなり、『大白(白い防護服を着た最前線のボランティア)』が守られれば、住民も安心する」と虹橋住民委員会の梅海氏は語った。
虹橋コミュニティは1,860世帯、居住人口は3,345人の大きなコミュニティで、そのうち34.7パーセントが高齢者人口である。現在の厳しい流行状況に直面し、200人以上のボランティアが最前線で活動している。4月6日、地域の「大白」の新型コロナウイルス感染症対策物資が不足しているのを見て、住民の李振源さんは復星基金会の「地域支援活動」グループに連絡し、防疫資材の緊急支援を要請した。翌日、第一陣の防護服300着、フェイスシールド800個、帽子用シールド300個が虹橋コミュニティに届けられた。
4月上旬、第一陣の緊急支援物資が最も緊急性が最も高い地域、浦東新区浦興路長島花苑、濰坊新村社区に届けられた。
濰坊新村ボランティア担当者である陳思思さんは、28人のボランティアチームを率いて、感染した建物に住む合計390人(その半数以上は高齢者)を支援した。当初、チームは防護服を10着しか所有しておらず、毎日洗浄・消毒していた。復星基金会から寄贈された防護服を受け取った陳さんは、WeChatで「このスーツが私たちに頑張る勇気を与えてくれた」と感謝のメッセージを送った。
浦東の長島花苑では、陳暁さんが30人の住民ボランティアチームを結成し、近隣の住民に支援を行った。復星基金会から寄贈された防護服100着と隔離服200着を受け取り、「私たちには十分な防護服がある!」とボランティアメンバーに伝えた。
文苑坊に800点、大安苑に900点、花城に190点など、人口2500万人の市内にある大小さまざまなコミュニティが、復星基金会の「地域支援活動」の配送リストに含まれている。活動チームは、複数の配送センターと路上で24時間365日働き続け、多数のコミュニティが一刻も早く必要なものを受け取れるように励んでいる。
「小さな積みかさねが大きな力になる。私たちの継続的な努力の流れによって、ボランティアを守り、住民を守り、そしてこの市を守りたい」 と李海峰は語った。
復星基金会について
創業以来、復星は「修身(自分の行いを正しく)、斉家(家庭を整える)、立業(事業を興す)、助天下(世界へ貢献する)」という理念を貫き、企業の社会的責任を実践し、地域社会や人々、国のために尽くしてきた。 2012年11月、上海復星慈善基金会が設立され、災害救援、貧困緩和、医療、教育、文化芸術、若者の起業支援などを主な事業とし、2021年には「5A級社会組織」に認定された。