復星国際が2021年の中間決算を発表売上高と利益「ダブル成長」、産業運営利益は前年同期比40%増
2021年8月24日、復星国際株式会社(SEHK 銘柄コード: 00656)およびその子会社(以下「復星国際」、「復星」または「グループ」と略す)は、2021年の中間決算(以下「報告期間」と略す)を発表した。8月25日午前、上海のBFC (Bund Financial Center)にて、復星国際の2021年中間決算発表会が行われた。 この会議には、一部の投資家やメディアが参加し、オンラインでは約100万人が視聴した。 郭広昌会長、汪群斌共同会長、復星国際共同最高経営責任者の陳啓宇氏と徐暁亮氏、復星国際執行役員兼最高財務責任者の龔平氏が出席し、投資家やメディアと深く交流した。
復星国際の2021年中間決算の概要とハイライト
➢ 勢いに乗り、財務指標が急速に回復
· 売上高と利益の「ダブル成長」:総売上高は前年同期比11%増の704.1億人民元に達し、親会社株主に帰属する利益は前年同期比102%増の40.6億人民元に達し、産業運営利益は前年同期比40%増の56.9億人民元に達し、復星旅遊文化の影響を除くと、前年同期比53%増となった。
· 健全な財務状況と強い流動性:総資本に対する有利子負債の比率は55.7%、現金・銀行残高および定期預金は1,060.8億人民元に達した。ムーディーズは復星国際の格付け見通しを「安定的」に修正し、グループのオープン・マーケット・ファイナンス総額は361億人民元に達した。
➢ 「深化した産業運営+産業投資」の二輪駆動
· 産業運営の深化:新型コロナウィルスワクチンの「復必泰®」(mRNAワクチン、 別名BNT162b2)が、中国香港・マカオで政府の予防接種プログラムに採用されることになった。中国台湾には1,500万回分の「復必泰®」を供給すると提案した。中国大陸(香港、マカオ、台湾を除く)で「復必泰®」の第2相臨床試験も進行中である。豫園株式会社傘下のジュエリー・ファッションブランド「老廟」と「亜一」は285店舗も増やし、総店舗数は3,664店舗に達した。「松鶴楼」の麺屋事業は引き続き拡大し、上半期の売上高は約2億人民元で、そのうち50%近くがチェーン麺屋によるものだった。高級ホテルであるアトランティス・三亜の売上高は前年同期比152.1%増で、 調整後のEBITDAは309.1%増となった。
· 投資を強化、産業間相乗効果と高成長性が期待できる多くの産業への投資を実現:南京鋼鉄はリン系新素材の世界的リーダーである浙江万盛に投資し、復星ファッションはイタリアの靴メーカーであるセルジオ・ロッシと100%買収契約を締結した。
➢ FC2M戦略の実施と 「Cサイドをトップに、Mサイドでトップへ 」の推進
· Cサイド:復星FC2Mエコシステムの累積登録メンバー数は3.76億人に達し、昨年末と比較して約5%増加した。
· Mサイド: 3月にグランドファーマ社がロシアの「Sputnik V」新型コロナワクチンを最大2.52億分も製造・供給すると発表した。6月に復星ファーマ傘下の復星カイト社の国産初のCAR-T細胞療法製品「Axicabtagene ciloleucel(Yescarta ®)」が販売許認可を取得した。7月、シスラムメディカル(復鋭医療科技)は、米国バイオ医薬品メーカーであるレバンス・セラピューティクス(Revance Therapeutics)社のRT002(ボツリヌス製剤)の中華圏におけるサブライセンスを取得した;
➢ さらなる成長をめざし、初心を忘れずに社会に還元する
· コロナ対策、郷村医師、教育文化、起業支援などの慈善活動を積極的に行うことで地域社会に還元し、企業全体でESG(環境・社会・企業ガバナンス)の持続的発展を継続的に推進した;
· 優れたESG相関の格付け:復星国際の MSCI・ESG格付けはAで、ハンセン・サステイナビリティ格付けは A+で、FTSE・ESG格付けは大幅に引き上がった;
報告期間中、当グループの各財務指標は急速に回復し、増収増益となった。総売上高は2020年同期比11%増の704.1億人民元に達し、復星旅遊文化の減収の影響を除くと、グループの総収入は2020年同期比で88.8万元増加し、15%の増加となった。また、上半期親会社の所有者に帰属する利益は、40.6億元となり、前年同期比102%の大幅な増加を遂げた。復星旅遊文化の影響を除くと、親会社の所有者に帰属する利益は56.8億人民元となり、前年同期比107%と増加した。
「イノベーション主導のコンシューマーグループとして、我々が成長の乗数効果を実現するには、お客様のために、より多くの価値創造を継続しなければいけない」、復星国際の郭広昌会長は、2020年に未曾有の新型コロナ禍を経験してから、2021年は復星のさらなる変革の新たな出発点であると述べた。また、「創業30周年を迎える復星は、『修身(自分の行動を修める)、斉家(家庭を整える)、立業(事業を築く)、助天下(世界に貢献する)』という企業文化を心に、これからも創業の初心を守り、『ビジネス・フォー・グッド』を貫き、勢いに乗って成長の乗数効果を目指し、世界中の家族に高品質の製品とサービスを提供し、社会に大きな価値を生み出していく」と表明した。
さらに、郭広昌会長は、今後復星は『成長の高乗数効果、起業家精神の共有、企業責任の背負い』という原則の元に、企業のガバナンスと発展をリードし、より多くの社会的責任を担い、価値を創造して社会に還元し、高品質の発展と共同の繁栄を促進するように努める。同時に、パートナーシップシステムやインセンティブの仕組みを深化させ、世界中の家族が健康で幸せな生活を送るためにFC2Mエコシステムを構築していくと表明した。
復星国際の中間決算発表のフルバージョンは、https://ir.fosun.com/en/ir.phpおよび香港証券取引所のウェブサイトに掲載した。
復星国際について
復星国際は1992年に創業され、「ヘルス」、「ハピネス」、「ウエルネス」、「インテリジェント製造」を四本柱として、世界中の家族に高品質な製品とサービスを提供しているイノベーション主導のコンシューマーグループである。2007年、香港証券取引所のメインボードに上場した(銘柄コード:00656.HK)。2021年6月30日時点の総資産は7,789億人民元(約1,206億米ドル)で、フォーブスが発表した2021年度の「グローバル2000」で459位にランキングした。
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*注:産業運営利益には、当グループに属する産業分野における営業子会社および関連・合弁会社の持分法による利益貢献が含まれる。